- サン・ジョセフ
SAINT JOSEPH
サン・ジョセフは、ローヌ北部のヴィエンヌからヴァランスに至るローヌ川右岸に約50kmに渡って南北に広がるAOC。かつてイエズス会修道士がこの地域の小さな丘に「St.Joseph」と聖人の名をつけ、土地の通称として使ったことが名前の由来とされる。栽培面積は1220haにも及び、クローズ・エルミタージュに次いで広大なブドウ畑。主要品種は90%がシラー、ルーサンヌ、マルサンヌも10%まで混醸可能だが、ほとんどがシラー単一で生産される。2つの地区に挟まれた広大なAOCゆえ、場所によって栽培条件が異なりバラエティに富んだワインが生まれる。